豆本
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Thank you to my mother 母にありがとう
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いつも照れくさくて言えないけど
今日だから言うね
“いつもありがとう”
口には出さないけど
いつも思っているよ
毎日大変だけど
頑張ってね。
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Unchanging heart 変わらぬ心
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約束しよう
君への永遠の愛を
約束しよう
この気持ちは永遠だと
約束しよう
いつまでも君と一緒だと
約束しよう
僕の誓いは本物だと
こんなにも愛おしい
この気持ちが
君にわかるかい?
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Underwater flowers 水中花
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水の中で揺れる花に埋もれて
ただ、揺れていたい
水の流れに身を任せて
魚になれたら。
そう思う。
ゆらゆらと揺れる水面に
心魅せられ
ふわふわと
ふわふわと
漂っていたいのです。
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Merry-go-round メリーゴーランド
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音に乗せて回る
君への想いも
ぐるぐると
同じとこ
回る回る
何度でも
何度でも
繰り返して
戻れない
返れない
回転木馬
きらきらと
ゆらゆらと
繰り返す音楽
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Lake butterfly 湖蝶々
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妖精の世界にも四季があり
だけどそれは泉の中
妖精達は四季の泉を覗いて
季節を楽しむのです。
春には可愛いピンクの花
夏には鮮やかな青い花
秋に花は枯れて
煌びやかなゴールドの木
冬には色も褪せて
シルバーの白銀世界
Lake butterfly-湖蝶々-が
湖の中を飛び回る
妖精達が住む世界
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Flower garden of the universe 宇宙の花畑
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大きな大きな宇宙のどこか
とても小さな
それから
とても綺麗な星がありました。
すみれ色に輝くその星は
いつもお花が咲いていて
オーロラに輝く蝶々が
楽しそうに踊ります。
ふわふわと漂う
虹色のシャボン玉に
今日は何を願おうか
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A basket of lights 光籠
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妖精を捕まえました。
私の罪は籠の中
あまりに綺麗なものだから
罪人になっても構わない
そう、思えました。
キラキラと輝くその羽は
私を惑わせ狂わせる
そんな貴方に近づきたいと
私も私を飾るのです。
輝きを纏って
そう、踊るのです
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A cat that became a star 星になった猫
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猫には大切な人が居ました。
春の陽だまりのように
暖かくて優しい人
夜の闇に溶けてしまいそうな僕を
優しく照らしてくれる、
そんな人。
ある日僕の大切な人が
言ったんだ。
「私がもしも道に迷った時
君を目印にして帰ってくるよ」
なかなか帰ってこない君の為
僕はまた、目印になるよう
一生懸命闇を照らすよ
何年でも、何十年でも。
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Tree where butterflies gather 蝶々が集まる木
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白い世界にぽつりと佇む
1本の木がありました。
その木はとても不思議な木で
まるで吸い寄せられるように
自然と体がそこに向かうのです。
銀色に輝く木でした。
今日も銀色の木に
魅了された僕は
いそいそとあの木の元へと
向かいました。
ああ。そうか。
僕は蝶々になってしまったのだ。
オーロラに輝く蝶達が
今日も集まる不思議な木
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Star crystal 星水晶
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星の森にある大きな水晶のお話。
その不思議な水晶は
湖の底にあって
毎日星を集めます。
集めた星で湖は光り、
動物達は星占いをして遊びます。
ある日うさぎは言いました。
「僕はリスを守るんだ」
ある日リスは言いました。
「うさぎは今何をしてるのかなぁ」
その日の湖は
とても優しく光っていました。
星屑を集めて
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Item of temptation 誘惑のアイテム
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王子様に恋するお姫様
悪い魔女に騙されて
ペンダントを授かります。
「可愛い可愛いお姫様
このネックレスを付けると
たちまち王子は貴方の虜
さぁさぁどうぞお付けなさい」
王子様と結ばれる事を夢見て
ネックレスを付けてしまったお姫様
お姫様はたちまち2匹の蝶になり
ネックレスの中に閉じ込められて
しまいました。
王子様がいつか
私を見つけてくれますように